日時
平成30年11月3日(土曜・祝日) 9:00~17:00
展示のみ
平成30年11月4日(日曜)
展示 9:00~15:00
模擬店・体験イベントなど 9:00~14:30
場所・内容
<第1会場> 上田上市民センター
展示・作品展・模擬店・特産品販売
体験イベント・ふれあいイベント
<第2会場> 上田上幼稚園
園児・児童・生徒作品展
わたがしづくり体験 など
・メイン展示
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水は人々にとって欠かせないものです。現在は水道の蛇口を回せば水が出ます。農業用の水は大戸川やため池から引き、水路も整備されています。
大戸川は、上田上の人々の生活に密着し、主にカコウ岩からなる信楽山地、田上山地など周辺の土砂を豪雨のたびに下流に流し、大戸川の流れは「水七合に砂三合」と言われてきました。上田上の人々にとって田畑の恵をもたらす一方で、氾濫は水とのたたかいでした。農作業はすべて人の手に頼らなくてはなりませんでした。
大戸川の水は水枯れをおこすことはありませんでしたが、大戸川の水を引けないところでは、稲の成長時期に長い間雨が降らず、稲が枯れたこともしばしばありました。
そこで水枯れしない池をつくり稲作に使うようになりました。ため池は共同管理のものと個人管理のものがあります。田の水入れも水路が悪いため「湯出掘り」といって水路をさらえる作業が行われました。
漏水が多いので容易に水張りができず、夜水といって夜も眠らずに水番をして水入れをすることが幾日も続いたこともありました。また、ため池の貯水量も限界があり、順に当番を決めて水の管理もおこなわれました。
上田上には現在使われていないものを含め、大小の多くのため池があります。また、名前のわからないものもあります。稲作のための水を確保することは現在も必要です。
水の確保のために先人が工夫・努力を重ねてこられた上に今のくらしがあることを、資料や写真、実物から振り返り、上田上のよさの再発見につながることを願っています。
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